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アマプラ『ザ・ボーイズ』急上昇 オリジナルNo.1/アマプラ独占映画『燃えよ剣』も13位に/『SPY×FAMILY』はV8~配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20(6月第3週)
公開日: 2022/06/23

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2022年6月第3週の「配信サービス視聴者数ランキングTOP20(調査対象期間:6月11日~6月17日、調査対象:日本在住15~69歳男女)」を発表します。

※ 視聴者数pt:下記の実査日において過去1週間以内にそのコンテンツを見た人の多さを示す

配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20
2022年6月第3週
(対象期間:2022年6月11日~6月17日)
 
順位 変動 前回 作品別 視聴者数pt(橙字:定額制動画配信サービス オリジナル作品※1)
1位 1
SPY×FAMILY  262 1位 SPY×FAMILY 262pt
名探偵コナン  92 2位 名探偵コナン 92pt
キングダム  64 3位 キングダム 64pt
ワンピース  51 4位 ワンピース 51pt
トップガン  36 5位 トップガン 36pt
ザ・ボーイズ (Amazonプライム・ビデオ) 35 6位 ザ・ボーイズ 35pt
鬼滅の刃  33 7位 鬼滅の刃 33pt
パリピ孔明  32 8位 パリピ孔明 32pt
かぐや様は告らせたい  31 9位 かぐや様は告らせたい 31pt
進撃の巨人  31 10位 進撃の巨人 31pt
孤独のグルメ  27 11位 孤独のグルメ 27pt
ドラゴンボール  27 12位 ドラゴンボール 27pt
燃えよ剣  25 13位 燃えよ剣 25pt
NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シリーズ  24 14位 NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シリーズ 24pt
医師ヨハン  22 15位 医師ヨハン 22pt
私たちのブルース (Netflix) 21 16位 私たちのブルース 21pt
ガンダム  20 17位 ガンダム 20pt
007  20 18位 007 20pt
ドラえもん  19 19位 ドラえもん 19pt
前科者  19 20位 前科者 19pt
2位 2
3位 5
4位 6
5位 8
6位 23
7位 10
8位 4
9位 7
10位 20
11位 24
12位 19
13位 - -
14位 70
15位 55
16位 63
17位 65
18位 14
19位 22
20位 9
【順位変動】↑:10以上の上昇、↗:1~9の上昇、↘:1~9の下降、↓:10以上の下降、→:変動なし
※1:シリーズすべてが配信サービスオリジナルの作品
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日:2022年6月18日 調査対象期間:2022年6月11日~6月17日
本ランキングは19の定額制動画配信サービス(ABEMAプレミアム、Amazonプライム・ビデオ、Apple TV+、dTV、dアニメストア、FOD、Hulu、J:COMオンデマンド、Netflix、Paravi、Rakuten TV、SPOOX、TELASA、TSUTAYA TV、U-NEXT、アニメ放題、ディズニープラス、バンダイチャンネル、ひかりTVビデオサービス)の視聴者数ptを横断して集計しています。

『SPY×FAMILY』200pt以上を維持したまま、8週連続で首位を獲得

アニメ『SPY×FAMILY』が8週連続で首位を獲得しました。原作はWebマンガ誌「少年ジャンプ+」で連載中の同名漫画。4月9日(土)の配信開始以降、視聴者数ptを着実に伸ばし、5月第1週に200pt超えを達成しました。その後、前々週270ptから前週238pへと一時値を落としましたが、今週262ptへと再び上昇し、7週連続で200pt以上を維持しています。

2位も8週連続で『名探偵コナン』シリーズがランクイン。4月15日(金)に劇場公開された『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』が興行収入89億円を超える大ヒットを記録しています。視聴者数ptは前週101ptから今週92ptと若干減少となりました。3位に入ったのは前週5位から2つランクを高めた『キングダム』シリーズ。4月10日(日)に第4シリーズの配信が始まりました。視聴者数ptは前週56ptから今週64ptと若干上昇しました。

『ザ・ボーイズ』『燃えよ剣』『医師ヨハン』『私たちのブルース』初のTOP20入り

今週、4作品が2021年1月の調査開始以来初のTOP20入りを果たしました。最も上位にランクインしたのは、前週23位から6位に急上昇した『ザ・ボーイズ』です。本作はAmazonプライム・ビデオのオリジナル海外ドラマで、最新「シーズン3」の配信が6月3日(金)に始まりました。視聴者の内訳をみると、男女比は約7:3と男性寄り、年代別では20代で特に高い視聴者数ptを集めています。

2つ目は初登場で13位にランクインした『燃えよ剣』です。土方歳三の生涯を描いた司馬遼太郎の歴史小説を岡田准一主演で実写映画化した作品で、6月15日(水)にAmazonプライム・ビデオで見放題独占配信が始まりました。視聴者の内訳をみると、男女比は約8:2と男性寄り、年代別では50代、60代で高い視聴者数ptを集めました。

3つ目は前週55位から15位に上昇した『医師ヨハン』です。動画配信サービス各社で配信されている2019年の韓国ドラマですが、Netflixでは日本におけるテレビ番組の週間視聴時間TOP10(6月6日~12日集計)で1位を獲得するなど、注目度が高まっています。男女比は約1:9とかなり女性寄り、年代別では60代で特に高い視聴者数ptを集めました。

最後は前週63位から16位に上昇した『私たちのブルース』です。Netflixオリジナルの韓国ドラマで、6月12日(日)に最終回を迎えたことで注目されたと推察されます。男女比は約1:9とかなり女性寄り、年代別では60代で特に高い視聴者数ptを集めました。

配信オリジナルTOP10:ディズニープラス『ミズ・マーベル』初のTOP5入り

配信コンテンツ視聴者数ランキング
配信オリジナル TOP10※1
(2022年6月第3週 対象期間:2022年6月11日~6月17日)
 
順位 コンテンツタイトル 配信タイトル 視聴者数pt
1位 ザ・ボーイズ Amazonプライム・ビデオ
35 1位 ザ・ボーイズ 35pt
21 2位 私たちのブルース 21pt
18 3位 オビ=ワン・ケノービ 18pt
17 4位 ミズ・マーベル 17pt
17 5位 ドキュメンタル※2 17pt
17 6位 バチェラー・ジャパン 17pt
16 7位 愛の不時着 16pt
15 8位 ストレンジャー・シングス 15pt
13 9位 イカゲーム 13pt
13 10位 梨泰院クラス 13pt
2位 私たちのブルース Netflix
3位 オビ=ワン・ケノービ ディズニープラス
4位 ミズ・マーベル ディズニープラス
5位 ドキュメンタル※2 Amazonプライム・ビデオ
6位 バチェラー・ジャパン Amazonプライム・ビデオ
7位 愛の不時着 Netflix
8位 ストレンジャー・シングス Netflix
9位 イカゲーム Netflix
10位 梨泰院クラス Netflix
※1:シリーズすべてが配信サービスオリジナルの作品
※2:「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日:2022年6月18日 調査対象期間:2022年6月11日~6月17日

今週、配信オリジナルTOP10に入ったコンテンツのサービス内訳は、Netflix5作品、Amazonプライム・ビデオ3作品、ディズニープラス2作品と、Netflixが半数を占めました。しかし、TOP5では3サービスがひしめきあっている状況です。コンテンツタイプ別にみると、ドラマ8作品、バラエティ2作品となりました。

今週初のTOP10入りを果たしたのは、4位のディズニープラスの海外ドラマ『ミズ・マーベル』。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品で、6月8日(水)に配信が始まりました。男女比は6:4と若干の男性寄り、年代別では20代と30代で特に高い視聴者数ptを集めました。

男女別、年代別、過去ランキングなど、詳細はこちら ランキングデータ一覧へ

■定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査概要

【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】各回 約7,000人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に回答者を性年代別に重みづけ
【集計方法】視聴したコンテンツについては自由回答方式で聴取。これをGEM Partners開発によるエンタメコンテンツ辞書を用いて名寄せ・集計を実施。コンテンツごとの視聴したシーズン数やエピソード数等は区別せず、一部でも観たと回答した人を視聴者としてカウント。また、劇場/テレビ版や海外/国内版も同一コンテンツとしてカウント(一部例外あり)。複数回観ても1カウントとしている。
※名寄せ辞書のアップデートに伴い、過去に遡って値が修正されることがあります

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